La Vermuteria del Tano (タパス)
今日は日本で言う，ちょい飲み居酒屋，を紹介します。
9月21日から24日まではメルセ（La Mercé）というお祭りがあり，バルセロナの街のいたるところで何かしらの催しが開かれており，まさに街をあげてのお祭りムードです。そんな間の日曜日、近所に住む友人と昼からちょい飲みしてきました。
バルセロナ出身の友人カップルおすすめのこのバルは，駅から少し遠くあまり観光地とは言えない場所にあるので，地元の人たちばかり。こういう地元の人が行く店って，外からだとあまり良さが伝わらないことが多々あります。日本でもそうですよね。
中に入るとやはり常連さんが多いのか，お店の人とおしゃべりしてる人も多く，賑やかで非常にいい雰囲気。みんな日曜日をこうやって楽しんでるんですね。
バルセロナのお昼は1:30から2時スタートが一般的ですが、みなお昼前に軽く一杯と12時にはこの混み様。スペインでのブランチですね。
ヴェルムー（日本語ではベルモット）。バルセロナ（多分スペイン全般？）でよく飲まれるお酒で，白ワインをベースにして様々な香草や薬草を混ぜて作られているらしいです。度数は15度くらいなんですが，何しろ甘くて飲みやすいので，2杯も飲むと結構フラフラに笑 こちらでは，食前酒として主に飲まれています。自家製で作っているバルも多く、バルによってヴェルムーの味が違うので、飲み比べするのもいいですね。ちなみにこのバルも自家製です。甘いお酒はちょっと，もう少し弱くして飲みたいという時に，sifón（シフォン）と呼ばれるソーダ（炭酸水というよりは，トニックウォーターや三ツ矢サイダーに近い味）で割って飲む人も多いです。
ヴェルムーのつまみの定番は、この3種。ポテトチップスにパプリカパウダーとワインビネガーをかけたものとオリーブ。そしてこのアサリみたいなのは，berberecho（ベルベレチョ）と言って，日本語ではザル貝というらしいです。僕は日本語では初耳。バルセロナではよく見られる貝で，味は見た目通り，アサリに似てます。これもワインビネガーでマリネし，パプリカパウダーをかけてあります。
チェーン店の洋服屋も開いていないバルセロナの日曜日。バルセロナに来た当初は，暇を持て余すときもありましたが，友人にこうやって誘ってもらうことも増えてきて，楽しい日曜日を過ごせています。ごちそうさまでした！
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La Vermuteria del Tano
住所：Carrer De Joan Blanques, 17
エリア：Gracia（グラシア地区）
時間：（月〜金）9:00-21:00，（土日祝）9:00-16:00
値段：ヴェルムー1.5€
オススメ度：★★★☆☆
