美味しいバルセロナ

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【番外編3】ポーランドのうま飯1〜ワルシャワのクリスマスマーケット

2018年のクリスマスは,ポーランドで過ごしてきました!毎年,ヨーロッパのクリスマスは家族で過ごす日(日本のお正月みたいな立ち位置ですね)のため,閉まるお店が多く,街中が閑散とします。そのため,私たちのように,ヨーロッパに家族というベースがないと少し寂しい休みになるのですが,今回は,妻のポーランド人の友人に「ポーランドの家で一緒に過ごさない?」と誘ってもらい,楽しいクリスマス休みを過ごせました。本当にありがたいです。ポーランド語を話せるわけでもない自分たちを呼んでくれるなんて,,,今回の旅の目的は,友人宅でのクリスマスだったのですが,もちろん美味しいもの好きの私たち。たくさん食べ歩いてきましたので,少しずつ紹介していきます!観光的にも面白いものが多くあったのですが,飯ブログですので,ご飯メインでいこうと思います。

まず1日目。バルセロナからワルシャワまで3時間のフライトです。着いたのは夕方の5時ごろ。まずはホテルに向かい,荷物を置いてから旧市街のクリスマスマーケットへ。ポーランドはカソリック教徒(しかも敬虔な方が多いそう)が多い国で,クリスマスを盛大に祝います。バルセロナはウィーンの記事でも書きましたが,政治的な理由からそれほどクリスマス色は強くないため,ポーランドのクリスマスマーケットはとっても楽しみにしていました。

Christmas-market-Warsawワルシャワの旧市街にあるクリスマスマーケットはそれほど大規模ではなかったですが,イルミネーションは素敵でしたよ〜。

 

さてさて,お昼ご飯はフライト前だったこともあり,かなり軽めだったので,夕食前の腹ごなしに,美味しそうな出店がないか物色。マーケット入ってすぐのお店で何かを焼いてるのを発見!

Oscypek

これは,Oscypek(オスツィペック)というチーズで,ポーランド南部の山岳地帯でのみ作られている羊のチーズらしいです。私は,旅行に行く前には必ず伝統料理についてかなり下調べするんですが,このチーズのこともその時に見つけていて(ポーランドの山奥だけで作られる美しい幻のチーズ「Oscypek(オスツィペック)」 - GIGAZINE),食べてみたいと思っていた一品でした。調べているときは,手に入りにくそうなチーズだなぁ,と思っていたのですが,早速見つけてしまっておどろき笑 結構,観光商材になっているんですね。

オスツィペックというチーズを薄切りにし,炙ってとろけさせたあとにクランベリーソースをかけていただきます。いやぁ,これがうまい。とろ〜っとするのかなぁと想像して噛んだのですが,意外とチーズの表面は固めで,しっかりかみごたえのあるチーズでした。チーズの外側の香ばしさにクランベリーソースがバッチリ合います。私は,ヨーロッパに来る前は,甘いものやフルーツを食事と一緒に合わせるのがどうも苦手で(酢豚なんかがいい例ですね),好んで食べなかったのですが,ヨーロッパに来てからぱたっと手のひらを返したみたいに大好きになりました。今回のポーランド旅行では,このクランベリーソースがキーになってきます。

Oscypek2

ポーランドはEUには入っているものの独自通貨(ズウォチ)を使っています。4ズウォチが1ユーロ(130円くらい)ですので,オスツィペックはだいたい1500円くらいでしょうか。出店で焼いて売ってるチーズは一切れ,4ズウォチと激安!自宅のお土産には,手前にあるTradycyjny owczyを購入。

 

歩きながら,さらにサラミとホットワインを買ってあったまりました。寒い寒いと聞いていた,ポーランドですが,とりあえず1日目はそれほどでもなく,好スタート。結局滞在中は激寒にはならず,さらに雨や雪もそんなに降らなかったので,観光も十分楽しめました。

 

さて,1日目の夕食は,ポーランド人の友人おすすめのZapiecek(ザピエセック)へ。

Flaki

色々美味しそうなメニューがあったのですが,食べたいリストに入れていたフラキ(モツのスープ)とピエロギを注文。飲み物は,地ビールとフルーツコンポート。

 

どちらも絶品でした。フラキはモツのクセがなく,スープと融合してうまし。スープは野菜のだしがかなり効いています。日本のモツ煮込みの西洋版って感じなんですよねぇ。後からどんどん出てくるのですが,本当にポーランドの料理は日本料理と通ずる部分が多くあり,日本人は誰でもポーランド料理大好きだと思います。ポーランドと日本,かなり離れた国ですが,どうして似た料理が多いのでしょう。ポーランドはモンゴルの統治下になったことがあるのですが,その頃に何かアジア料理からの影響があったのでしょうか。伝統料理がどう伝播し変化していったのか,という詳しいことはわかりませんが,食材を余すことなく使おうと考えて調理すると,似たような味になるということなんでしょうか。不思議です。世界史を必死に勉強していた高校生の頃に,一度でいいから海外旅行してみていたら,世界史の勉強の仕方が変わっていたかもしれません。

 

Pierogi

そんなことを考えながら,ピエロギへ。ほらもお,これは餃子でしょう笑 似ているんですよ。味はというと,餃子に比べると皮はよりプリプリ,もちもちしていて,厚めです。中身はいろいろ選べるのですが,今回はきのことひき肉に。ソースをつけなくてもしっかり味がついています。中に入ってるきのこがとっても美味しくて,あっという間に完食。もうちょい食べたかったんですが,明日早いこともあり,この日は腹8分目でやめときました。

 

イタリアのラビオリ,スペインのカンネローニ,そしてポーランドのピエロギ,中国の餃子と小麦粉で作った皮であんを包んでゆでる(焼く,蒸す)という料理多いですよね。どうしてまず小麦粉で皮を作ったのか,そもそも小麦粉ってどうやって生まれたの?ってところから気になりますが,世界の伝統料理って面白いです。多分もうあるんでしょうけど,「料理から見る世界史」,という本,書いてみたいです笑

 

Zapiecekはワルシャワで結構見かけたので,チェーン店だと思うのですが,ポーランドの食器を使っていて内装が素敵で,味も美味しかったのでおすすめですよ!

 

ごちそうさまでした!

 

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Zapiecek

場所は複数あるので,ウェブサイトから確認ください。

値段:全部で20ユーロくらい

オススメ度:★★★☆☆