El Martinet(カルドッソ)
今回のゲストの方とは既にパエリアを食べているので,次は何がいいかなぁ,ということで,スペインにおいて,パエリアに次ぐ人気のあるお米料理を食べに行ってきました。
前菜は3つ,まず注文。
マッシュルームのアヒージョ。アヒージョって日本のスペインバルでは大人気メニューだと思うのですが,バルセロナでは意外と見かけません。以前,友人に聞いてみると,アヒージョはちょっと古いかなぁ,と言っていました。ブームが去ってしまったのでしょうかね。
パドロン(ししとうのグリル)。これはバルセロナでのかなりの人気メニュー。日本でいうししとうをただグリルし,塩を振っただけの簡単な一品ですが,かんなり美味いです。レストランではなくても,少しビールで休憩したいな,という時など,ちょいつまむ一品としても最適です。
豚の血が入ったソーセージのモルシージャ。え,豚の血,,,と思うかもしれませんが,とっても美味しいソーセージです。一般的には玉ねぎが入っているのですが,これはお米が入ってました。お米がカリカリに焼かれてあって,おこげ状態。ソーセージの中に玉ねぎが入っていない代わりに,下に敷いてあります。私は玉ねぎ入りが好きですが,これはこれで美味しかったですよ!
今回のメイン,カルドッソ!要は,おじやですね。日本では鍋を食べた後のスープに,ご飯を入れておじやを作りますが,スペインではこの料理のためにスープを作り,おじやを作ります。贅沢ですね〜。
それでは,ここでうんちくを。この料理かなりおじやと似ています。似すぎです。それもそのはず,カルドッソが日本のおじやの元になったのではないかと言われています(多分)。スペイン語で鍋のことをオジャ(olla)と言います。もういきなり核心に迫りましたね。多分,昔の日本人がこのカルドッソを食べて感激し,作り方等を聞いている中で「オジャ」という単語が出てきたんでしょうね。それで,「ほお!おじやっていうんだ,この料理」となったのではないかと,私は想像してます笑
いずれにせよ,日本はいい真似方をしましたよね。鍋を食べてから,〆におじやって最高じゃないですか。確かにカルドッソの方がパーティー感は出ますが,私は鍋の〆のおじやの方が好きですね〜。
さすがは,パーティー感のある料理なだけあって,お店の人が一人一人よそってくれます。
ついついアップも撮っちゃいました笑 いや〜,うまそう。
リゾットとも少し違い,もちろんパエリアとも違う食感と味。おじやのように米がスープを吸い込んではいるのですが,完全に柔らかくなってはおらず(炊いてない米から作るからでしょうか),アルデンテ感もあります。スープもあるので,パエリアよりもサラサラいけてしまいますよ!
もしかしたら,日本人はパエリアもいいですけど,スペインでカルドッソを食べてみるのもいいかもしれません。味としては,気に入られる方が多いかと思います。おすすめです!
今回のゲストの方が滞在中にデザートを食べていないということで,2品注文。
まずはクレマカタラナ。クリームブリュレの上をバーナーで焦がした,カタルーニャ生まれのデザート。日本で食べるクリームブリュレより,バニラビーンズが多いのでしょうか,カスタードクリーム感は弱いです。上がカリカリになっているのが醍醐味なのですが,ここのは少し炙りが弱いなぁ。残念。
そしてすこしさっぱりしたいということもあり,レモンケーキを注文。しかし,これが甘すぎました。上のメレンゲも甘いし,下のレモンケーキも甘め。デザートはイマイチなので,このレストランではデザートは頼まなくてもいいかも。
店内は広く,ソファ席が多いので,ゆったり食事をとるのにいいレストランでした。前菜のメニューも豊富なので,ちょい飲みに使うのもありですよ!ただ,やはりカルドッソがウリだと思うので,どこかでタパスを食べてきて,ここでカルドッソで〆るという使い方をするのもいいですね。
ごちそうさまでした!
以下の2つのボタンを押して,このブログのランキングを確認してみてください!
読者登録もよろしくです!
El Martinet
住所:Gran Via de les Corts Catalanes, 552
エリア:Raval(ラバル地区)
時間:13:00〜15:30,20:00〜23:30
値段:
オススメ度:★★★☆☆