バルセロナで初めて日本食レストランに行ってきました！ひっさしぶりのお寿司を食べて，，，

昨年から半年くらい，近所の図書館で主催されている言語交換会（language exchange）に参加しています。language exchangeは色々なスタイルがあるのですが，この図書館で行われているのは，日本語を話したいスペイン語話者とスペイン語を話したい日本語話者（私です）が集まり，1時間ほど話すスタイルです。これまでに色々な国でこのlanguage exchangeに参加してきましたが，ここの図書館のいいところは，部屋を毎週決まった時間無料で貸し出してくれるところと，話す相手が決まっているところです。だいたいのlanguage exchangeは，場所を提供してくれても参加する人が毎週異なっていたり（イベントスタイル），パートナーをマッチングしてくれるだけで，場所は提供してくれないことが多いです。前者のパターンだと，毎回話す相手が異なるため，毎回毎回同じような話（自己紹介の延長）をしなくてはならなかったり，後者のおパターンでは場所探しが難しく続かなくなってしまいます。しかし，この図書館のおかげで，半年以上続けられており，今回はそのお祝いもかねて，メンバーの方と日本食にみんなで行ってきました。

私のlanguage exchangeパートナーは，スペインに長く住んでいるイギリス人と，バルセロナ出身のスペイン人の2人。2人とも日本語のレベルが同じくらいなので（基礎レベル），3人で話すのにちょうどいいです。海外で日本語を勉強している人はだいたい，日本のアニメや映画が好きというところから入ってくる人が多いのですが，このイギリス人はそうではなく，海外旅行をしていたときにたまたま日本に行き，楽しくて，なんとなく日本語を勉強し始めた，という変わったタイプの方です。そのため，日本のソフトな文化（アニメ，映画，音楽など）は全然知らず。ただし，言語習得に対して優れた感覚を持っているため，日本語は一切習ったことはなく，ほぼ耳で聞いて学んでいるらしいのですが，結構ペラペラ話せるようになってきています。一方，スペイン人の方は，典型的なアニメオタクなので，3人で話しているとそのアンバランスさがめちゃめちゃ面白いんです。

さて，前置きはこの辺にしておいて。今回行ってきた日本食は，バルセロナに住む日本人にも愛されているらしいCan Kenjiです。実は，私たちバルセロナにある日本食レストランに行くのが今回初めてでして。初めて行く店はここにしようと決めていたところがあるのですが，以前知り合った日本人の方に「そこまでかな」という批評をいただき，日本食レストラン全般に対して躊躇していました。ですが，今回の会をきっかけに，えいっと決めて行ってきましたよ！

ここCan Kenjiは居酒屋スタイルでお寿司がメインではなく，居酒屋で食べられるようなメニューが多くあると聞いていたので，4人でつまむにはぴったりかなと思っていました。が，ふたを開けてみると，結構お寿司がメインなメニュー構成で。。。正直つまみ系がそれほどないので，炭水化物系をばんばん頼むことに。

お店は，日本人の方がオーナーで，シェフ含め働いている人は皆日本人でした。開店時には並んでいる人もいるくらい人気で，すぐに満員に。ほぼ予約している人のみだったので，バルセロナでの日本食ブームが伺えます。

まずは，焼うどん。

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これはしょうがないことですが，うどん自体が美味しくなく，茹で方もぶよぶよだしでイマイチでした。そもそも美味しいうどんが店で売っていないのでしょうがないんですけどね。焼うどんのために手打ちするのもあれですしね。味付けも，ん〜，と言う感じ。決してまずいわけではないんですが，日本人の方が作っていると思うと，「こうなっちゃうか〜」という感じ。

きのことチーズリゾットの焼きおにぎり。

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これも普段なら絶対頼まないメニューですが，なにしろつまむためのメニューがないので。唐揚げとかメンチカツとかダメなんでしょうか。スペイン人には人気ないのかな。あまり期待せずに食べましたが，これは結構美味しくて笑　まあ，でもこれ結局はリゾットですからね。

寿司の3種盛り。

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さて，いっちゃいました寿司。ネタはかなり小さめです。私は環境適応が高い方だと思っていて，日頃特に「あ〜，日本料理食べたいなぁ〜」となることってほぼなく，その地の料理を食べることの方が好みます。若かったからかもしれませんが，アメリカにいた時も毎日ハンバーガーでも全然楽しく美味しく食べれてました。もちろん，お寿司もそばも，カレーも，ラーメンも日本食全般大好きで，日本に帰ったら，好きなもの全部食べて帰りたいのですが，日頃はあまり思いません。そんな私でも，お寿司が運ばれてきたときは，「おお！」とテンション上がりました笑　

が，味はどうでしょう。不思議なことに感動はなく，久しぶりのお寿司なので，贔屓目にでも感動するかなぁ，「やっぱり，寿司だなぁ」とか思うかなぁと思っていたのですが，残念ながらそういった感動はありませんでした。

こうやって書いていると，結構冷たいレストランレビューになっていますが，決してまずかったわけではありませんし，私が，斜に構えてこのレストランを見ているわけでもないんです。なんでしょう。もう少し海外で日本人のシェフが作る日本食に「ほっ」とするかと思ったのですが，そうでもなかったのが残念だったのでしょうか。

まだ少しお腹が空いていたので，かきあげを追加注文。

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最後に頼んだ，このかき揚げはしそが入っていて美味しいのですが，少し下味の塩が強すぎるかなぁ。

海外在住の日本料理事情って難しいと思うんです。日頃食べていない分，期待値がかなり上がっているし，日本食レストランのシェフも日本人だとしても別に日本で修行した名のあるシェフが海外に来てレストランをやっているばかりではないでしょうし。また食材も現地にあるものでなんとかしなくてはならないし，味付けだって，メインの顧客は現地の人ですから日本人向けの味付けとは少し変わってくることもありますよね。そんなこんなで，やはり私は海外にいるうちは，現地の美味しいものをレストランで食べ，日本料理は家か日本に帰ったときに取っておくのが一番いいのではないかと，今回改めて思いました。結構，自宅で食べる日本料理が美味しいことも，こうした判断に至らせるのかもしれませんが！

まあ，とはいえ，language exchangeパートナーの2人が満足してくれたのがなによりでした！

ごちそうさまでした！

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