美味しいバルセロナ

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【番外編9】オーストラリア・キャンベラ三ヶ月日記

どうもみなさん,お久しぶりです!自分の中で毎週水曜日と土曜日にこのブログを更新していくと決めていたのですが,ぱたっとここ三ヶ月ほど更新が止まっていました。。。ここ三ヶ月でいろんなことが起こり,ブログを書く時間がありませんでした。そのいろんなことの中の大きな一つ。実はオーストラリアに行っていました笑 いやー,南半球まで遠かった。バルセロナから約30時間飛行機に乗ると,そこは冬でした。北半球と南半球で季節が逆,というのは知識としてはもちろん知っているわけですが,実際に体験してみると結構驚き。1週間前までビーチで日焼けをし,半袖短パンで家を出て,たった30時間後にはコートなしでは歩けないほどの寒さですからね。ただ,もっと驚いたのは,体や意識は意外とすっと慣れるということです。これは僕が鈍感だからなのかもしれませんが,「ま,そんなもんだろ」といった感じで気温に適応していきました。

 

そんな8月が真冬のオーストラリア生活も,あっという間に過ぎました。早い!オーストラリアでの三ヶ月間を忘備録もかねて簡単にまとめてみます。

 

そもそものきっかけ。私は今スペイン政府から研究費を給与としていただいているのですが,その研究費の中に海外研究のための費用が用意されていました。私のようなスペイン外から来ている人にも例外なくこうした海外研究費用が用意されていることはとても素晴らしいことだと思います。国内の人に海外での経験を積ませるのは色々な意味で大事だと思いますが,国外の人に投資するのは(スペインに永住しない可能性があるので国益になりにくいという意味で)もったいない気もします。そういった点で,非常に懐が深い。僕自身のコネクション,ボスの勧め,そして今後の魂胆なんかもあって,研究先をオーストラリアはキャンベラに決めました。

 

オーストラリアと聞けば,まずシドニー,そして次に挙がる都市はメルボルンでしょう。ええ,でも実は首都はキャンベラなんです。結構知らない人が多いですよね。それもそのはず,ずっとシドニーとメルボルンが首都になりたいなりたいと争い続けた挙句,間を取って,ということで地理的に中間地点のキャンベラを首都にした,という人工的な首都なんです。中学の英語の先生の,(どういう文脈だったか忘れましたが)オーストラリアの首都は?という質問に,見事にシドニーと答えて以来,ばっちり覚えています笑 

 

キャンベラの構造。そんな人工首都なので,政府系の仕事に勤めている人が多いらしいです。大手町って感じでしょうか。なので全体的に物価が高く,住んでいる人もリッチな人が多い印象。アジア系の人もとても多く,しかも日本・中国・韓国・インドだけでなく,マレーシア,タイ,インドネシアなど東南アジア出身の方もたくさんいます。単純に数が多いからというのもあるかもしれませんが,悪目立ちせずに社会に統合している(溶け込んでいる)感があって非常に驚きました。さすが移民大国という感じでしょうか。そのため,普通のスーパーにもアジア系の食品がずらーっと並んでいますし(しかもそこそこの値段で),アジアンスーパーも多々あります。そう言われてみれば,ラテンアメリカ系の人はあまり見かけません。結構距離的には近いと思うんですが。

 

車社会。バルセロナでも車があれば便利だなー,なんて思いますが,それでも徒歩と公共交通機関で十分やりくりできちゃう。しかもほっそい路地に小さい個人商店があったりして,むしろ歩く方が楽しかったりする。一方,キャンベラは車社会。どかーーんと(イオン的なサイズの)ショッピングモールが各地域にあり,それ以外には数軒の店やレストランが連なるちっちゃいサイズのモールがちろっとあるくらい。「あ,こんなところにこんな店が」的な楽しさはここにはない。ずがーーーーっと車で目的地まで行き,そこに用意されている店で買う。そこには「最近どう?」とか「今日は何にする?」と言った馴染みの店員さんとの会話はない。あるのは誰にでも同じトーンで言う「How's it going?(こんにちは)」だけ。書いていると否定的に聞こえるが,これはこれで楽っちゃ楽。一箇所で買い物全てが終わるし,車で行くから重くもない。まさに効率的。言っても親はイギリスで,兄弟はアメリカなのだ。日曜日は店が閉まっちゃうから,金曜日にあそこで肉類買って,土曜日に野菜とフルーツをここで,きのこはそこで,と店ごとに特色が違うから,買う物によって店を変え週末の一大イベントのように買い物をしていたバルセロナとは全く違いますね。(もちろん,もっと長くキャンベラに住まれている方には,キャンベラだって,店によって特色あるよ!個人商店たくさんあるよ!と指摘されるかもしれませんが,,,ぜひ教えてください笑)

 

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普通にラ王が売ってる。これは中華スーパーだけれど。

 

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冷食文化。オーストラリアで有名なミートパイをいろんなところで試したけれど,冷食のも割とイケました。

 

楽しみと驚き。私はその社会に抗って(意図的ではないのですが),自転車で街を駆けずり回っています。とにかく暇な時は,自転車であてもなく。通勤はアップダウンの激しい片道10キロ。しかもスピードの出にくいマウンテンバイクなので,きついきつい笑 最初は黒いTシャツがもっと黒くなるくらい汗でびっしょりになってましたが,2週間も経つと慣れてきて,途中からは気づけば大学に着いているといった感じでした。でもこれがかなり楽しくて。通勤ルートには,森があるのですがそこが手入れのほとんどされていない,ザ自然な森でここを駆け抜ける爽快感と言ったらありません。マウンテンバイクなのをいいことに道なき道を適当にぐんぐん登ったり降りたり。驚くのはザ自然なため,色々な動物が生息しているんです。うさぎ,色様々な鳥,そしてなんとカンガルー笑 え,カンガルーって野生なの?っていう。

 

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これが呑気で可愛いキバタン。もう名前からして可愛いもんね。ですが鳴き声は南国感溢れるような図太さがあり,そのギャップも良し。

 

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赤と緑のカラフルな鳥もいたるところに。

 

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Takashi Ochiai(日本人パティシエのケーキ屋さん)

イッセイミヤケ,ケイスケホンダ,あとなんだ,マツモトキヨシ?などなど,普通の名前なのに名前・苗字の順番でカタカナにするとなんかかっこよく聞こえちゃうから不思議。多分,バルセロナで一番有名なこのタイプの名前は,タカシオチアイじゃないでしょうか。日本人の落合尚さんがパティエをつとめるケーキ屋さんです。バルセロナに2店舗あり,1983年から営業しているようです。今でこそ日本ブームで,全ての日本人が歓迎されているような雰囲気がありますが,1983年ころはどうだったでしょうか。 

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De Cruz Morales(肉屋の熟成肉)

市場,というのがひじょ〜〜に好きでして。日本にいるときから近所の小さな市場から,アメ横,築地,そして漁港などなど機会があれば訪れてました。なんかいいんですよね〜,新鮮な野菜やお肉,魚の匂いをかぎ,売る人と買う人の掛け合いを聞くと無性にお腹が空きますし,元気が出ます。バルセロナではもともと市場や商店の文化がまだまだ残っており,スーパーもありますが,どちらもうまく住み分けができているように思います。私たちもこれはスーパー,これは市場など買うものによって分けてます。

バルセロナでは各地域に最低一つの市場があり,どこの市場もそれぞれ特色があって面白いです。一番有名な市場は,市内のど真ん中にあるボケリア市場ですが,今ではアクセスの良さもあり観光客が多く,地元の人はあまり行かなくなってしまったという話をよく聞きます。私たちはなるべく観光客が多そうなところは避けて,いつもローカル感がまだ残る市場でうろうろしています(買わなくてうろうろしていることも多いので,市場の人にとっては,観光客が増えたなぁなんて思われてるかも。。笑)。さて,そんな市場巡りで見つけた,市場の中にあるレストランに今回は行ってきました! 

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【番外編8】Carcassonne〜フランス中世の古城と南仏のフレンチ料理

アンドラで父親の愛マウンテンバイクブランドのCommencal(コメンサル)を見た後,トゥールーズへ向かう予定でしたが,高速道路の通行止めでバルセロナに帰ってきました。翌日は,気持ちを切り替えて,古城で有名なカルカッソンヌへ出発です!

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【番外編7】アンドラ日帰り旅行〜マウンテンバイクのCommencalとぱっと入ったピザ

GWに両親がバルセロナに来てくれて,今回がバルセロナ2回目でした。前回のバルセロナ旅行で,ほぼほぼバルセロナを堪能できたので,今回は少し嗜好を変えた旅にしようと言うことで,小旅行へ。 

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【再訪】La Taberna de Lesseps(カタルーニャ料理)

今年のGWは10日間と言葉通りゴールデンな日程となっていましたね!みなさんはどう過ごされたでしょうか?今年も両親がバルセロナに遊びにくるということで,私もGWに合わせて休みを取っていました。昨年も来てくれて,バルセロナの大まかな観光は済んでいたため,今年は違うバルセロナを,ということでいろいろ計画しておりました。片道約15時間ほどかけて来てくれるということもあり,毎回毎回やや詰め込みすぎてしまうのですが,終わってみるとあっという間に感じるから不思議なものです。

 

前回のアロスカルドッソから,数回に渡り両親と行ったうま飯レストランを紹介していきま〜す。 

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