美味しいバルセロナ

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【番外編3】ポーランドのうま飯3〜ポーランド人の友人宅でのクリスマスイヴ

やってまいりました!今回のポーランド旅行のメインイベントのポーランド人の友人宅でのクリスマスパーティ。もう1月後半でタイムリーではないのですが,なかなか見れないポーランドのクリスマスパーティ風景ですので,ご紹介したいと思います。

友人宅は,ワルシャワから電車で30分くらいの郊外にありました。友人自身から想像していた通り素敵なお家&ご家族で,挨拶と美味しい,くらいしかポーランド語が話せない私たちを暖かく迎えてくれました。いやぁ,嬉しかったなぁ。友人以外の家族は,英語がわからないので,友人の通訳か基本身振り手振りでのやりとりでした。ジェスチャーの偉大さに改めて感心したりも。さて,今回はメニューが相当多いので,さくさく行きますね!

 

まずは,ポーランドのクリスマスイヴの特徴から。ポーランドのクリスマスイヴは,カソリックの風習に基づき,お肉を食べず,魚を食べることになっています。また,キリストに12人の使徒がいたことにちなみ,12品食べる。アルコールは飲まない。そして,寒い冬のポーランド,誰かが急に訪ねてきたときのために一人分余分にテーブルセッティングをするという慣習があります。友人宅では,慣習通りお肉は出ませんでしたが,12品以上あって,お酒も出ました笑

 

さて,では一品一品紹介していきます!まずは,きのこのスープ。

Polish-mashroom-soup

ポーランドではきのこの採集が自由に行えるらしく,このきのこも山で採ってきたものだそう。たまらない食感のするきのこで,ぐにぐにともさくさくとも違う,言葉にできない食感なのですが,新鮮なんだろうなあ,という味と食感でした。また,このスープに入っている貝殻型のパスタは,カタルーニャでのクリスマスに食べるエスクデジャというスープに入れるパスタです。今回はカタルーニャとポーランドの融合ということで,このパスタを使ったみたい。もちろんスープにはきのこのいい出汁が出ていて,一品目からなのに,ばくばく食べてしまいました。

 

スープを食べた後は,用意されていたお料理たちが続々とテーブルに並びます。次のメニューは,発酵キャベツと豆の煮物。日本の煮物料理とかなり近い味を出していました。切り干し大根とかそういう野菜の味を凝縮させた旨味がある優しい味です。

Kapusta-z-grochem

 

3品目は右奥にある,これまた発酵キャベツとにんじん,きのこの煮物。こ〜れが絶品でした。この日の私のベストはこの煮物かもしれません。味を伝えられないのが残念ですが,,,今度レシピを聞こうと思います。これは作ってみたい。

Kapusta-z-grzybami

 

日本のように一斉に料理が並んでいるので,好きな料理を取っていいのかな,と思いつつも,みなさん一品お皿に取り,食べてはまた次の料理と食べていたのでそれに従っていました。しかし,この辺から,いろいろな料理を一気にお皿に取ってもいいことに気づき,自分のお皿がいっぱいに笑

Śledź-w-oleju

にしんの酢漬け(ハーリング)。オランダで有名なハーリングですが,ポーランドでもよく食べられるようです。今回はハーリングは3種の味がありました。写真を取り忘れましたが,シンプルなハーリングの他に,上の写真のオレガノやパセリが振ってあるもの。私はハーリングの旬ど真ん中(5月末から6月初め)にオランダにいたことがあり,滞在中は毎日ハーリングを食べていたのですが,個人的にはオランダのハーリングの味付けの方が美味しいと思います。オランダのは,酢できゅっと〆られていて,お寿司にかなり近い味でした。ポーランドのハーリングは全体的に,オランダのハーリングよりも酸っぱさが弱く,どちらかと言うとスペインのオイルサーディンに近い感じ(そんなに塩味は強くないですが)。ただ,にしん自体もポーランドのは脂がのっており,これはオランダのハーリングとは別の料理と捉えた方が良さそうです。

 

Śledź

こちらは,クランベリーとハーリング。ポーランドのフルーツの使い方見習いたいなぁ。絶品でした。

 

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パイ生地?タルト生地?の上に,レンズ豆のピューレを乗せたもの(オレンジ色の)と,クリームチーズとサーモンを乗せたもの。

 

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サーブする食器もおしゃれでした。パーティ用の食器集めたいなぁ。左側は,発酵キャベツと白身魚とトマトの煮物。右側には,,何が入っていたかを忘れてしまった。。。クロワッサン型のパンの中には,これまた絶品きのこが入っています。

 

mayonesa-salad

ポテトサラダに似ている野菜のマヨサラダ。スペインのマヨは卵味が薄くて,慣れるまで結構物足りない味なんですが,ポーランドのマヨネーズは日本のに似ていて,卵の味がしっかりするマヨネーズ。

 

ここで,箸休めに,と出されたのがきのこのピクルス。

mashroom-pickle1

mashroom-pickle2

いやー,これがまた美味しくて美味しくて。箸休めにならないくらい食べてしまいました笑 あまりにも美味しい美味しいと顔芸含めて食べていたので,友人の叔父さんが自分で作ったきのこのピクルスを瓶詰めにしてプレゼントしてくれました。いや〜,うれしい!

 

Salmon

グリルしたサーモンには,ホースラディッシュのソースをつけて食べます。ホースラディッシュってお肉につけるものかと思ってましたが,魚にも合うんですね!はまってしまい,後日ポーランドのスーパーでホースラディッシュ買って帰りました笑

 

お家では大変だからピエロギ出ないよね,と妻と話していたのですが,出ましたピエロギ!手作りの皮がもちもちで,1日目に食べたピエロギも美味しかったですが,これはレベルが違う。やはりどの国も家庭料理が一番美味しいということなのでしょうか。ピエロギの中には発酵キャベツときのこが入っていました。

Pierogi

 

ふぅ。。。ここまで何品ですか?味つけの違うハーリングや種類の違うきのこのピクルスを含めれば15品。すでに12品超えております。いや〜,もう正直ここら辺でお腹のピークはキてました。。

 

こちらは,鯉のゼリー寄せ。

Karp-w-galarecie

ポーランドのクリスマスイヴでは鯉料理がメインらしいです。なにやら,泥抜きのために自宅の浴槽で泳がすこともあるそう。友人のお母さんがどう調理したのかは聞きませんでした笑 なぜだかわかりませんが,少し手の出にくかったこの料理。ですが,次食べれるかわからないのだからと一口食べてみると,これが意外とイけました。ゼリーはコンソメ系の味付けで,鯉はしっかりした食感で全然臭みがなく,食べやすかったです。

 

Beetroot-soup

もうかなりお腹いっぱいだったのですが,「最後にビートルートスープ飲む?」と誘われては断れません。真っ赤のスープで,確かに色からは食欲のわかない料理ですが,ほんのり甘くて,酸っぱさもありつつも飲みやすかったです。スープには手作りピエロギも入ってます!

 

Tiramisu

そして,デザートはティラミス!ティラミスか!と思いつつも,しっかり美味しいんだよなぁ。さすがに本家イタリアには敵いませんが。あ,ティラミスで思い出しましたけど,日本のコンビニのティラミスは本場イタリアのティラミスにも負けないくらい美味しいですよ。

 

 

Cranberry-jam

この機に,2日間食べたポーランド料理について友人家族に話しているなかで,ポーランドのクランベリーソースって美味しいねぇという話になり。いつも作っているの?買っているの?と聞いたら,これを買っているようです。後日スーパーで普通に見かけたので,かなり一般的なジャムのよう。もっと買って帰りたかったのですが,重量制限があったので,一つだけ。

 

ポーランドにおけるクリスマスは,日本で言うとお正月くらい非常に大事なイベントで,家族が集まる時間です。そんな家族水入らずの大切な時に,私たちを呼んでくれて本当に嬉しかったです。美味しい料理もそうですが,貴重な体験をさせてもらいました。

 

ごちそうさまでした!

 

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