【番外編】オーストリアのウィーンのうま飯
いやはや,ブログの更新が滞っていました。バルセロナの大学では,冬休みは結構長く,今年は12月22日から1月6日までの2週間ちょいあります。1ヶ月ちょいの夏休みに加えて,毎月なにかしらの祝日があるので,(イメージ通り?)休みが多い国ですね笑
そんなこんなで休みが多いので,11,12月は冬休み前に終わらせたい仕事がたくさんがあったり,学会があったりと,ブログ書いてるより論文書いてる日々でした。当たり前か笑
さてさて,今回は学会で行ったウィーンで食べたうま飯をご紹介します。
オーストリアは初めてだったのでいろいろ観光したかったのですが,学会ということもあり,あまりできませんでした。ただ街の中心自体はかなりコンパクトなので,多分原宿全体くらいかな?,ぐるっと回るにはそんなに時間はいらないと思います。
ウィーンはバルセロナとは違い,クリスマスムードがかなり強かったです。スペインでは第一政党が共産党系なので,宗教色のあるイベントをあまり出さないようにしているらしく,街ではそれほどイルミネーションはないんです。ライトアップによる予算削減というのもあるでしょうが。
キティちゃんのリボンかな?
クリスマスマーケット!いやー,ここは楽しかった。ご飯やホットワインから,お土産,洋服までいろんな出店があって,寒くなければ,何時間でも見れちゃいそう。写真は市庁舎前のクリスマスマーケットで一番大きいらしいのですが,他にも何個もあるみたいです。
今回のお目当ての1つホットワイン(グリューワイン)。カップはデポジットで4ユーロだったかな,戻すと4ユーロ戻ってきます。でもお土産にもいいですよね。作りもしっかりしてました。ホットワイン自体も確か4ユーロほど。結構寒かったので,ホットワインであったまるのはかなり最高でした。やはり寒い国には寒い国の楽しみ方がありますね。注いでもらった最初の一口は,ホットワインの熱気とアルコールでむわっとむせるのですが,熱さが少し収まり出すと,ホットワインのスパイスの味がだんだんしてきて,味わえます。なんとなく,サングリアのホットバージョン?なんて思ってしまったのはバルセロナに住んでいるからでしょうか。空腹もあってか,少しほろ酔いで,夕食へ。
なかなかいい店が見つからず(お目当ての店がいくつかあったのですが),ふらりとこの店へ。多分ガイドブック等で日本でも有名なお店なのではないでしょうか?
ウィーンで食べたかったリストの2つ目,グラーシュ。こんがり目に焼いた,じゃがいもでできたダンプリング,きゅうりのピクルスとフライドオニオンチップがのってます。グラーシュは今まで何回か食べたことあるのですが,オーストリアでは初めて。ウィキペディアによるとハンガリー起源の食べ物らしいですが,戦いと統合の歴史で東欧一帯にグラーシュという食べ物がいろんなバリエーションで広まってるようです。ここで食べたグラーシュは,ビーフシチューと洋食屋のカレーの中間のような味でした。濃いめの味が,付け合わせで出てきた少し酸味のあるパンとも,ダンプリングとも相性バッチリ。
2日目のお昼は,ウィーン在住の友人に聞いたうま店へ。11時オープンで,11時30に行ったのですが,早くも席が埋まってます。奥にも席があり,結構広い店内で人気店なのでしょうか。
ウィーンで食べたいとリストアップしていたものの1つがありました!レバークヌーデルズッペ。レバーの肉団子のスープで,ホルモン系が大好きな私としては外せない一品。いやー,これが当たりました。大当たり。まずはスープがめちゃくちゃ美味しい。コンソメスープなんですが,ただのコンソメスープではないんですよ。作り方知りたいなぁ。レバー団子は,一つごろっと入ってるだけなんですが,存在感がありました。レバーのいやな臭みはなく,レバーパテのようなならめかな舌触りで,団子を崩すとスープが入り込んで,さらに美味しくなります。ネギとなにかわからなかったのですが,スープに入ってるスパイスがいいアクセントになってました。
メインにはこいつを注文。本当は,食べたいリストに入れていた鹿肉とかローストポークを食べようと思っていたのですが,午後から発表があったため,軽めにしようと決断。しかし,これがミスりましたねぇ。ウィンナーソーセージとあったので,そうか,ウィーンにいるんだから,ウィーン起源のソーセージ食べてもいいな,と思い注文したのですが,全くいたって普通のソーセージでした。日本でソーセージと言ったらイメージするあいつがそのままでした。本場志向の私は,ウィーンで食べるウィンナーソーセージだから何か違うかな,と淡い期待を抱いていたのですが,普通でしたねぇ。そういう意味では,日本のソーセージはかなり美味しいと言えるのではないでしょうか。2本もあったので,マスタードとホースラディッシュでうまく味を変えて食べきりました。
発表が無事に終わった後の夕食は,ついにシュニッツェル。そう,洋風とんかつです。トンカチで豚肉を薄くたたき,とんかつのように揚げたもの。食べる前から味はわかるのですが,やはり本場で食べたい私。普通に美味しかったです。日本で薄く伸ばさないのはなぜなんでしょうかね。豚肉をたたく理由をウィーンで聞いてみたところ,叩くと柔らかくなるから,とのことでしたが,日本のとんかつは叩かなくても柔らかいですよね。部位が違うのでしょうか?
他にも食べたいものがたくさんありましたが,今回はこれまで。次回は旅行でもっとゆっくり訪れたいです。次に食べたいものリスト。
- ターフェルシュピッツ (Tafelspitz):さまざまなスパイス、レモンでさっぱりと煮た牛肉料理
- シュヴァイネブラーテン(Schweinebraten):ローストポーク
- インナライエン(Innereien):臓物料理
- シュトースッペ Stozuppe:ポテトスープ
- ヒルシュステーキ・ザンックト・フーベルトゥス Hirschsteaks St. Hubertus:鶏レバー、リンゴ、クリ、ハムなどを添えた鹿肉のステーキ
- カイザーシュマーレン (Kaiserschmarrn):パンケーキ
- リンツアートルテ (Linzertorte):ベリー系のタルト
- アプフェルシュトゥルーデル(リンゴのシュトゥルーデル)
- モストとシュナップス:果実酒
あ,お土産にザッハトルテを買ったんですが,これが絶品でした。正直それほど期待していなかったんですが,チョコの濃厚さ,生地に入っているあんずジャムがうまいうまい。3つ入りのを買ったのですが,2人でペロリでした。ザッハトルテ発祥のザッハーカフェは激混みでしたが,並ぶ価値ありそうです。もし,並びたくはないな,,という方は空港にも売っていますので,ぜひ試してみてください。
ごちそうさまでした!
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Griechenbeisl(グラーシュ食べた店)
住所:Fleischmarkt 11 | Griechengasse 9, Viena
時間:11:00 - 1:00
値段:一人20ユーロから30ユーロくらい
オススメ度:★★★☆☆
Gasthaus Rebhuhn(2日目の昼)
住所:Berggasse 24 | A-1090 Vienna
時間:11:00 - 0:00
値段:スープとソーセージで10ユーロ程度でした
オススメ度:★★★★☆