久しぶりのゆったり週末に，ヴェルムーとタパスをつまみに，バルセロナにある美味しいバルに行ってきました。

12月は旅行月間，1月は日本からのゲストが多い月と，嬉しいことに用事のある土日の多かった年末年始ですが，この週はぽっと空いたので，久しぶりに二人でヴェルムーを飲みに行ってきました。

ヴェルムーは，カタルーニャで良く飲まれる食前酒で，白ワインにハーブを漬けた酒精強化ワインの一種です。街中では，平日の夕方，あるいは土日のお昼前に飲んでいるのをよくみかけます。私も大好きなお酒の一つで，飲みやすいためにくいっと飲んじゃうと後で結構怖いことに笑　2杯くらいが程よいですかね。

2月はクレイジー，ということわざがスペインにあり，2月は年，週，日によって天気ががらっと変わることを意味するらしいのですが，今年の2月はかなり暖かく，日中は薄い羽織もの一枚でも十分な春日和。この日もかなり気分のよい天気の日で，ぶらぶら歩きながら，お気に入りの店に行ってきました。

この店は，パタタス・ブラバスを食べ歩き独自のランキングを作成している，私たちの愛称ブラバス兄さんが1位にランキングしているパタタス・ブラバスが食べられるお店なのです。最近久しく食べていなかったので，今日はさくっと，ヴェルムーをちびちびやりながら，ブラバスをつまもうと選びました。

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このブログでもよく取り上げますが，このパタタス・ブラバスは宇宙のような存在なのです（盛りすぎ？？笑）。揚げたじゃがいもに，アリオリソース（にんにくマヨ）とブラバスソース（ちょっと辛いソース）をかけただけのこのメニュー。ですが，本当に店によって味が全く違うから面白い。ポテンシャルを計り知ることができないですし，どこまでがパタタス・ブラバスと呼べるのかわからないという意味でも宇宙的存在なのです（無理やり笑）。ブラバスを食べ続けて，独自のランキングを作成しているブラバス兄さんが1位に認定したこのブラバスは，かんなり美味しいです。バルセロナに来た方は，どこか目のついたところで一度パタタス・ブラバスを食べてから，ここに来ていただきたい。味の違いがわかると思います。じゃがいもは外はカリっと中は熱々のほくほくに揚がっており（よくある表現ですが，これが一番美味しいですよね），そして程よい強さのアリオリに，スペインにしては辛めのブラバスソース。何も変わったことはしていないのに，圧巻のうまさ。他とは一線を画してます。3位のお店にも行きましたが，そこは割と奇をてらったブラバスでした。美味しいには変わりませんが，ブラバスと呼べるかどうかギリギリ。それと比べると，このSenyor Vermutは正々堂々戦って1位になっているかっこいいお店なのですね〜。

久しぶりのブラバスにやや興奮気味にバクついてしまい，あっという間になくなってしまいました。ん〜，まだヴェルムーもあるし，，，ということで，急遽路線変更で，ちょっとつまんでいくことに。

壁に書いてあるメニューには，手頃な値段の魚介類や肉料理までたくさんあります。

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パタタス・ブラバスをもう一つと，今回は肉料理のCapipota（カピポタ）、そしてイカ料理を注文。

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カピポタとは，頭と足，という意味で，牛のほほ肉とスネ肉を野菜と一緒に煮込んだ煮込み料理。こーれが絶品でした。ゼラチン質満載のとっろとろお肉に，良く煮込まれた野菜たちが絡まって，パンとお酒と相性抜群です。実はこのカピポタが私の新たなスイッチを押してしまったのですが、その話はまた次回に。

夕方からゆっくりお酒を飲み，美味しいつまみを食べながら夫婦でゆっくり話していたら，あっという間に日も暮れていました。バルセロナに住み始めて1年半ほどですが，やっとこういうゆったりした休日を送れるようになってきたと思います。日々を過ごしているときは長期的な視点というのは持ちづらいものですが，過ぎてみるとあっという間，ということが多いですね。毎日毎日を充実に過ごそうと思うのは気負いすぎですが，ゆったりしながらも充実した日が送れているなぁと思ってます。

今度は他の煮込み料理と魚料理を食べに来ようと思います。

ごちそうさまでした！

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